Hat Care Guide
Hat Care Guide|帽子のケア方法
型物の帽子は、シルクの洋服や本革の鞄と同じように、丁寧に扱うことで一生物として長くご愛用いただけます。
ここでは、日々のお手入れや保管の仕方など、基本的なケア方法をご紹介します。
日常のお手入れ
スベリの汚れ
汗やファンデーションなどで汚れやすいのがおでこにあたるスベリ部分。
クレンジングシートで優しく拭き取ることで綺麗になります。
メイク落としシートはコンビニでも購入可。
クレンジングシートを二本指に巻き付けたら、帽子本体が濡れないようにスベリを起こして汚れを優しく拭き取っていく。
汚れが綺麗に落とせたら、スベリをタオルで挟んで余分な水分を吸収する。
その後直射日光を避けた風通しの良い場所で完全に乾燥させる。
フェルト帽の埃・ブラッシング
フェルト帽の表面に付いたホコリは、ガムテープを裏表に丸めたもので軽く叩くようにして取り除いてください。
ブラッシングの際は、反時計回りにかけることで毛並みが美しく整い、上品な艶が生まれます。
使用するブラシは馬毛のものがおすすめです。高級感が際立つため、お出かけ前に軽くブラッシングしていただくと、より美しい印象でご着用いただけます。
-Q. 汗をかいたときは?
A. 直射日光を避け、風通しの良い場所でしっかりと乾燥させてください。濡れたまま放置すると、帽子本体に汗ジミが残る原因となります。
また、着用中に蒸れが気になった場合は、一度帽子を外して中に風を通すだけでも、良い状態を長く保つことができます。
帽子の保管方法
普段の置き方
ブリムがダウンしている帽子は平らな場所に置くと型崩れの原因になります。
WABISABISMの帽子の場合は付属している台座に乗せると、美しい形を保てます。
キャップやベレー帽など、台座に置けないデザインの帽子は、薄葉紙を丸めてクッション代わりにしたものを中に詰めて保管してください。
WABISABISMの帽子をご購入の際には、薄葉紙を同梱しておりますので、そのままご利用いただけます。
薄葉紙を丸めたクッションは帽子業界で「アンコ」と呼ばれる。
シーズンオフの保管
丸箱がある場合は、その中に帽子を収め、直射日光と湿気を避けた環境で保管してください。
丸箱がない場合は、台座にのせたうえで不織布の袋に入れると、ホコリを防ぎながら安心して保管できます。
専門ケア
型崩れや気になる点が出てきた場合は、アトリエでのメンテナンスも承っております。
サイズの微調整やリボン交換なども可能ですので、お気軽にご相談ください。
長く美しく保つために
直射日光による日焼けと湿気による型崩れに気をつければ、帽子は長く美しい形を保つことができます。
また、取り扱う際にはなるべく両手で持つことで、より安心してご愛用いただけます。
丁寧に扱っていただくことで、帽子は時を重ねるごとに味わいを増していきます。
WABISABISMの帽子と長く付き合い、自分だけの一帽へと育てていただけたら幸いです。